ソルボンヌK子のブログ

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減価償却の仕訳

 仕訳と勘定の関係は、焦らないで、ゆっくり覚えましょうね。


 個人商店とかの申告は、収入と経費がちゃんと記録されていれば十分です。


 喫茶店の場合、売上はほとんど現金ですよね。もし、カードとかでも、現金扱いしてもいいと思います。そんなに巨額じゃないでしょう?


 経費も、カードで買ったとしても、現金でいいです。個人のカードを使ったら、お店から、個人に、現金を払ったことにすればいいわけで。


 簿記の試験は、3級は、個人商店の簿記だと言ってるけど、会社みたいな複雑さがある。個人なのに、有価証券持ってたりする。で、所得税で習う、青色申告は簿記では教えてないし。申告前の決算書を作るとこまでが3級ですね。申告書の書き方教えればいいのにね。


 今日は、経費の中の、減価償却というのをやります。聞いたことありますか?


 店が、賃貸じゃなくて、自分の持ち家の一階を店にしてる場合の、仕訳です。


 店の部分が、2千万円だとします。これは、買った年に全部経費にできません。


 税務署で、店の建物が何年ぐらいでポンコツになるかを聞くと、40年とか50年とか相場を言ってくれるので、毎年50万か40万かを計算して、それを経費にします。


 50年後に、店の部分を全部経費に出来たら、それ以上は経費にできません。でもまだ使えてるかもね。そのぶん修理代がかかってるでしょうね。修理代は、その時の経費です。


 店を始めたときの仕訳は、


 建物 20,000,000 普通預金 20,000,000


 これで、店が、存在します。普通預金のお金は、借りてきたお金で、ローン返済中かもね。


 減価償却の仕訳は、


 減価償却費 500,000 減価償却累計額 500,000


 右は、現金とかじゃないですよ。だって、店を最初に買ったとき、払ってるからね。


 累計額というのは、右に置かれるメモです。


 減価償却費は、経費なので、毎年、決算で、使ってしまって、繰り越さないのですが、累計額は、メモが繰り越します。そして、毎年、50万ずつ増えていきます。


 店は、左に2千万、存在しています。この店と、累計額をセットで見ると、どれくらい使っているかがわかります。


 累計額が2千万になったとき、店は寿命が来ますが、つまり、売ろうとしても、価値がないぐらい古い店という意味です。


 店だけじゃなく、クルマとかも、一気に経費にならないです。原価償却をします。車だと、8年ぐらいかしらね。


 エアコンとか、パソコンとか、冷蔵庫とか、30万円以上のものも、減価償却です。10万以下だと全部経費にできますが、10万から30万は、ちょっとややこしいので、税務署に聞いてください。所得税で習ったのもう2年前だから忘れた~。


 でも、結局は、払ったぶんは全部経費になるので、損はしません。


 あと、固定資産税。これは、経費です。店の面積のぶんを計算して、分けてくださいね。


 減価償却は、毎年、年度末にやるので、毎月やらなくていいです。


 個人の申告は、12月が決算です。8月に買ったとしたら、最初の年は、月割りで計算します。


 減価償却の基本でした。これ、すごく複雑な問題がたくさんあって、おもしろいのよ。簿記、やりませんか?

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