利益の仕訳
やっぱり簿記を教えるとなると、図が必要だ。
スキャンがめんどくさいので、スマホの写真でもいいかと思って、スマホからこのブログにログインしようとしたら、パスワードが違うと言われた。
パスワードって、どうして忘れるの?メモしてるはずなのに。あちこちのパスワードと同じはずなのに。
でも、別のブログでは、スマホからだと写真が貼れない。ということもある。
ま、しばらくは、文章だけで書いてみます。
簿記は、仕訳に慣れるという練習が基本です。
仕訳というのは、左と右に、その取引を書くということ。
貸方とか借方とか言うけど、あまり意味ないので、左と右でいいでしょ。
この、左と右の一覧表が、決算書だったりします。会社の決算書が見られるようになりたい人にも、わかるように書きますね。
これまで書いてきたのは、会社ではなく、お店(喫茶店)の話でしたが、それを会社にしててもいいので、喫茶店(会社)を例にして書いてみます。
決算書は、まず、損益計算書を作ります。一年分の合計を出します。
売上と、経費が、損益計算書の内容です。
現金は?これは、損益計算書には関係ありません。
仕訳で、現金 1,000 売上 1,000
と、つけています。その一年分の売上の合計が、100万円だったとします。
損益計算書の売上は、右です。右に100万円。
いろんな経費を払いました。経費は、いくつかの科目で左に置かれます。
仕訳で、経費の科目は、左ですもんね。仕入 500 現金 500 とか。
その経費の合計が、60万円だとします。
右の売上のほうが、多いですね。40万円多いです。これが、利益です。
会計ソフトには、仕訳だけしか入力してませんが、損益計算書を開くと、仕訳から、売上と経費を拾ってきて、損益計算書が作られて、利益が40万円ですと、なっています。
試験では、仕訳問題が与えられて、解答用紙が損益計算書だと、自分で利益を計算しなくてはなりません。利益は最後に出るので、これが正解だと、100点ですね。
ネットで見ると、損益計算書は、左と右ではなく、売上が上にあって、経費が下にある書き方も多いです。左を下に、右を上にしただけなので、内容は同じです。
この基本、わかりますよね。これが複雑になるので、どこからか、わからなくなるのです。私はそれをなんとかしたいと思うのです。私が、簿記3,2,1級の練習で苦労したことを、苦労しなくてすむように教えたいのです。
一番単純には、損益計算書は、売上から経費を引いて、利益を出します。
この利益は、仕訳で出すのではないのですが、仕訳問題にもなります。
だって、利益を、どうするのかというと、利益の40万は、繰り越すから、現金のある場所に持っていかなくてはなりません。
持って行く方法が、仕訳です。
現金の場所は、貸借対照表と言います。なんじゃこりゃって言い方ですよね。英語だと、バランスシートと言って、B/Sと書きます。(損益計算書は、P/Lです。Pが利益のプロフィット、Lが損のロスです)
で、現金は、B/Sにあります。100万入って、60万使ったので、40万残っています。左に40万あります。
B/Sには、今のところ、この現金40万しかないと思ってください。(資本金とかがあるけど、今は無視ね)
そこに、利益が40万、来ます。利益はB/Sの右に来ます。科目名は、繰越利益剰余金です。くりこしりえきじょうよきん。ああ疲れる漢字ねえ。意味はわかるでしょ?
これで、B/Sの左と右が同じ額になって、めでたし、です。
損益計算書で出た利益を、B/Sに持っていく仕訳は、
損益 400,000 繰越利益剰余金 400,000
です。会計ソフトは、自動的にB/Sも作ってくれていますが、この仕訳を書けという問題があるので、簿記を受ける人は覚えてください。これが覚えられないのよねえ。
今日のブログで覚えなくてもまた書きます。今日は、全体像でした。単純すぎるけど。ちょっとずつ複雑にするので、覚えられるよ。コツは、急がないこと。試験は何度でもあるんだから。