給与所得の1~5段階
では、給与所得だけの人の、1~5段階を書いてみます。
1.給与(天引き前の額)の収入(年額800万円とします)
給与は、給与所得控除というのがあります。サラリーマンって、経費ってないからね。この控除は、表があるので、それで計算します。800万円の控除は190万円ね。
2.給料以外には、何もないという設定なので、2段階の損益通算はありません。
3.所得控除。これは、会社がやってくれる部分と、自分で確定申告するぶんがある。会社がやってくれるぶんを、試験では、ここでやる。
●社会保険料控除(厚生年金、健康保険料)50万
●生命保険料控除(たくさん払っても、マックス12万までです)12万
●地震保険料控除(4万限度)4万
●配偶者控除(細かい条件があるけど、クリアしたってことで)38万
●扶養控除(16歳の子は38万、19歳は63万、両親が70歳以上だったら一人58万円)
●基礎控除 48万
医療費は10万以下だったことにして、なしにします。
所得控除の合計は、369万。
4.1が、800ー190で、610。ここから369万を引いて、241万になります。
5.税率は、10%です。241,000円。控除もちょっとあります。97500円。
143500円が、所得税。これに、2.1%の復興特別所得税が足されて、146513円。
そして、最後に、天引きで引かれていた、所得税を、ここで引きます。年収800万の人の所得税って、けっこう引かれてるよね。60万ぐらい?
あら、マイナスになるわね。たぶん、所得控除がたくさんあるので、年末調整で、還付されて、12月の給与は、天引き少ないんじゃない?
最後がマイナスになるという問題、けっこうあるけど、元々先に源泉されてるから、払うことは払うわけですね。
この、給与所得の流れ、試験用です。天引きを考えないで計算してるけど、結果は同じになるはず。
これ以外にも細かいことがあるけど、この辺で。
では、次回は、別の所得の1~5を書いてみます。なかなかいい練習かも。