青色申告4(会計ソフト入力・振替伝票編)
あけましておめでとうございます。
年末年始は、漫画家のアシスタントという泊まり込みのバイトをしていました。そこは、株式会社で、私は、会計の仕事もしています。いや、それがメインで、消しゴム、ベタなどはサブワークですが、ま、どっちも時給ですね。あ、日給か。
そこの会計ソフトは、勘定奉行だったかな。ちょっと前、自分で会社やってたときは弥生会計でした。でもどっちも、同じような入力ですが。キーボードの操作だけなら、マックもウインドウズも同じ、みたいな。
で、現金で何か買ったりしたとき、現金専用のところで入力するので、何を買ったかを入力すればいいのですが(前回参照)、ちょっと複雑なことになると、現金とか預金とかの専用コーナーがないとき、どうすればいいか。
現金も預金も、なんでも入力できるのが、振替伝票コーナーです。
例えば。バイト代を払ったとき。
1万円払うんだけど、所得税を抜いて、9千円払ったりしますよね。金額は簡単にします。これをどう入力すればいいか。
現金専用ページで、
1.日付、給与(だれそれさん)、科目「給与手当」( )(10,000)
2.日付、源泉所得税、科目「預り金」(1,000)( )
こう、入力してもいいです。
でも、バイト代が銀行からの振り込みの場合、通帳は、引き落とし額9,000です。
これを、上の現金を普通預金に置き換えて入力しても結果は同じですが、振替伝票で入力すると、もっとスッキリといくので、覚えましょう。
振替伝票というところに行くと、フォーマットは、
日付、金額、科目、摘要欄、科目、金額
となっています。金額と科目が二つづつあります。これが、いわゆる簿記の仕訳です。
たとえば、上の1の、現金を一万円払ったというのを仕訳すると、
給与手当 10,000 現金 10,000
こんな仕訳になります。なんで現金が右なの?っていうのは、「お約束」だから。現金は、払ったら、右なんです~。
2の仕訳は、
現金 1,000 預り金 1,000
となります。簿記の仕訳は、摘要欄がなくて、科目と金額だけです。
これを、振替伝票で入力すると、
日付、10,000 給与手当、摘要欄(だれそれさん) 現金 9,000
摘要欄(源泉所得税) 預り金 1,000
と、2行ですが、一つの仕訳となります。
という説明でわかるかなあ。でも、実際に払ったのは、9千円なので、これが正しい入力なんです。
現金専用とか預金専用とかではなく、簿記の仕訳で、振替伝票に入力したら、自動的に、現金と預金にも入力されるので、最初は大変だけど、簿記の仕訳を覚えましょう。
では、次回は、なんで現金を払ったら右なの?編です。
青色申告から遠ざかってきた?いや、青色控除をゲットして、税金安くするためです。覚えましょう。