免許更新の注意
免許更新は、ゴールドなので、30分の説明で終わる。15分はビデオだが、事故で壊れた車の映像だけだった。昔は、ドラマ仕立てだったなあ。
朝。夫を送り出す妻。洗濯ものをベランダで干していると、救急車のサイレンの音が。
「いやあねえ、事故かしら」
夫が交通事故で死んだのだった。
ここで、加害者が主役になる。加害者は、交通刑務所に入る。酒酔いとかだったかなあ。まあとにかくこれまでの人生が台無しだ。
そのときもらった冊子には、交通刑務所で書かされた懺悔の作文が載っていた。
今年の説明のテーマは、あおり運転。去年のあのニュースで、あおり運転が減ると思ったら、なんと、増えたそうだ。しかも、若い人ではなく、中高年があおる。教官さん、話しながらだんだn興奮してきて、
「あおり運転なんかするやつは、ピーですからね、相手にしないことです」
と、一日何回繰り返して、何か月しゃべっているのだろう。落語家より多くリピートしているに違いない。
中高年と言ったら、昭和後半生まれか。生まれたのが昭和の終わりごろなら、昭和の思い出なんかないだろう。昭和のいい時代を知ってる連中からはバカにされ、平成の若者にもジジイ扱いされ、あおりたくなるのかな。でも、あおっても損するだけだと思うんだけど。