ソルボンヌK子のブログ

ハングル文字、簿記・税理士受験関係など

ソルまん25:原稿料1Pがアシ代一晩

 

 昭和のバブル前、昭和50年前半ごろは、デビュー作家の原稿料が、毎年上がっていってたような気がする。最初聞いたのは、1700円だったが、すぐに2千円、3千円と増えていってた。昭和60年近くには、もう5~6千円だったかも。


 そして、デビューしても、次の作品からは、原稿料が増えていった。そうですねえ、次の作品がもらえる人は、期待の新人ってことだしね。読み切りが、前後編、3連作となって、連載につながったら、7千円ぐらいはもらってたみたい。


 その、中堅?連載の先生の、7千円が、アシ代一晩の相場、みたいな話を聞いた。


 それが、昭和の話


 時代は平成になり、ある新人作家が、その雑誌の、編集に頼まれ、連載作家さんの修羅場に行った。一晩でいいと言われてたが、念の為、パンを持っていった。夕方入り、次の日の昼過ぎまで手伝って(もちろん徹夜)、仕事は無事、締め切りに間に合った。


 帰るとき、「私、原稿料6千円なの。だからこれでよろしく」と、6千円もらったそうな。あ、交通費込み、食事は、お茶以外出なかったそうな。他のアシはおらず(二度と行かないよなあ、こんなとこってわかったら)、先生はずっと何も食べずに仕事してたそうな。こういう先生、他にもいるって聞いたことあるけどさ、先生はそれでいいかもだけど、アシストは来なくなるって気づきましょうね。


 昭和の終わりごろがバブルで、そのあたりから、出版業界が不景気になって、原稿料は少し下がって来たらしい。出版社によって違うからなんともわかりませんが。

×

非ログインユーザーとして返信する