ソルまん26:アシ代を払う側の財政は
昭和の終わりごろから最近まで、デビュー時の原稿料って、あまり変わらないかも?6~7千円ぐらい?
しかし、サラリーマンと違って、毎月仕事がコンスタントには来ないし、一作につき2~30万もらえるからといって、安心できない。
仕事がもらえるのは、〆切の2~3か月前だ。問題は、ネームがいつ出来るか、だ。
絵に、一か月ぐらいあったら、一人でも出来るが、ネームがなかなか通らない場合、新人でも、アシスタントが必要になる。アシスタントに、
「原稿料が入ってから払うね」
なんて言ったら、だれも来てくれないよ。
大手出版社で、いきなり連載もらったら、アシ代が大変だろうからと、原稿料や印税の前払いしてくれるという話も聞いたことあるが、そういう話は一部のことだから、当てにしてはいけませんね。
しかし、本当にお金がなく、アシストも必要だったら、出版社の経理さんに直接泣きを入れてみると、本に載るのは確実なわけだから、前払いしてくれなくもない。やっぱ、そこそこ大手に限るかもだけど。
まあでも、こういう貧乏な状態も、コンスタントには続かない。作家は売れなかったら売れないままに続かないからね。売れない人たち、どうしたんでしょうね。私はアシストしたりしてますが。あ、アシストしてた人で、先生(私)が売れなくなってきたんで、転職を遂げた人がいました。漫画家を目指す時代じゃないと思って、介護関係の資格を取りました。先見の明があった!