給料と天引きの仕訳
今日は、給料など。すごくシンプルにね。実際は複雑よね。
簿記では、会社とかが主役なので、払うほうの仕訳です。
給与 100 現金 100
これが一番シンプルな仕訳です。振り込みだったら、現金のところが預金になります。
簿記だと、当座預金が一般的ですが、普通預金でも、ただの預金でも、その会社に合わせてください。試験だと、指示があります。
払う人は、バイト代も、給与という科目を使います。そして、所得税とかを抜いて渡します。税務署にそう言われてるからね。なぜかというと、先に税金取っておかないとだれも後から払ってくれないから。だと思います。
仕訳は、
給与 100 現金 90
預り金 10
と書きます。左の合計と右の合計が同じですね。同じでないと、会計ソフトは閉じてくれません。
そしてこの預り金は、会社があとからまとめて税務署に払います。
給与は経費なので、100がまず経費になります。でも、その時に払ったのは、90です。その後、預かった10を払ったときに、
預り金 10 現金 10
預り金は経費じゃないですよ。でも、現金が10減ります。最初の仕訳と合わせると、
経費は、給与の100で、払った現金は、90と10で、100になるので、経費ぶんを使ってるので、損でも得でもないです。
で、天引きされるのは、所得税だけじゃないですよね。どんどん複雑になるわけですが、この基本を覚えていれば、天引きされる仕組み、その後払いに行くという仕組み、その流れが、全体が見えてきたでしょう?
給料と、天引きでした。