ソルボンヌK子のブログ

ハングル文字、簿記・税理士受験関係など

しーくり、くりしー

 ダラダラと書いていてはダレてしまうので、何か目の前のゴールを作ります。


 最終ゴールは、簿記の理解とか、試験合格とかね。簿記の理解ってのは、決算書とかが見られるようになること、ですかね。財表の理論なんて絶対嫌ですよね。


 今日のゴール(テーマ)は、やっぱり、商品の謎の仕訳の、しーくり、くりしー、でしょうか。


 簿記3級でも、出てきます。これの意味を説明します。


 喫茶店だと、コーヒー豆を、商品として、仕入れます。


 仕入 300 現金 300


 コーヒー豆を、300千円仕入れました。30万円ですね。暗算できるように、300として計算します。


 この豆でコーヒーを出して売上げます。


 喫茶店は、今年から店を始めたことにします。


 コーヒー豆は、去年は持っていませんでした。


 決算日になりました。在庫をチェックします。豆は、50千円ぶん、残っていました。


 この50は、次期に繰り越す豆です。今年の経費にできないのです。


 今年の売上は、1,000でした。経費にできるのは、豆だけ見ると、300ではなく、250なのです。だって、実際、客に出したのは、250ぶんなのだし、その250が稼いだ売上が、1,000なのだから。


 なので、豆は、「仕入」という科目名で記帳されてますが、残った50を、繰り越すため、「繰越商品」って言う科目にしなければならないのです。


 繰越商品 50 仕入 50


 この仕訳で、倉庫の左にあった、仕入の豆は、右から出て行き、繰越商品という名前の引き出しの左に入りました。


 豆は、存在しているので、現金と同じく、左で存在します。


 この仕訳、繰越商品、仕入、くり(こししょうひん)しい(れ)、くりしー、です。


 しーくりは、期首のぶんを、仕入にして、その期の経費にする仕訳です。


 これが、商品の仕訳です。商品っていう言い方はないけど、仕入も繰越商品も、どっちも、意味は、商品のことです。


 簿記、つまんない?でも、お店やる人、青色申告では、この商品の仕訳しないとダメよ。繰越すものは、今年の経費にできないのです。これを覚えていると、バカにされないですよ。がんばりましょう。


 あとひとつ。豆は、仕入という名前で、左に300存在していましたが、右から50出て行きました。


 仕入の引き出しには、左に250残る計算になっています。


 でも、これ、もう売ってるから、存在してないじゃん。


 この仕入の250は、損益計算書に行って、経費になります。


 売上の1,000は、現金 1,000 売上 1,000 なので、右に1,000です。


 損益計算書で、左に、仕入250,右に、売上1,000となって、これだけだと、利益が750という計算になります。でも、経費は他にもいろいろありますよね。いろいろの経費は、左に350とします。(いろいろの経費)350 現金 350 です。


 損益計算書で、仕入250,他の経費350で、左の合計は600です。右は、売上1,000です。利益が400と出ました。


 やっぱり、図がないとむずかしいですね。なんとなく意味がわかったらいいです。


 できれば、試験を受ける迷える人のイメージの助けになればと思い、書いています。


 決算書を見る人も、これで「繰越商品」の意味がわかりましたね。その会社のメインの商品の、倉庫にある金額です。


 そして、損益計算書にある「仕入」は、売れたぶんの商品の金額です。


 売上原価という意味です。売上原価という言い方を使っているところもあります。いろいろあって大変です。でも、意味は、わかってきたでしょうか?


 在庫を繰り越す仕訳でした。

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