見越し繰延は、染み増しで!
総合問題の終わりのほうに出てくる、見越し繰延の、簡単な覚え方を書きます。
シミ
マシ
これが、呪文です。これを計算用紙の隅にメモしてください。染み増しって、すぐ覚えられるでしょ?
お金を借りて、一年後に利息と一緒に返します。その場合、当期分の利息は、当期の経費にしてもいいんです。いや、しなくてはならないんです。
だから、例えば、一年分の利息が120円で、当期分が30円だとすると、その30円はまだ払ってないので、「未払い」です。これを、「見越し」と言います。
仕訳は→支払保険料 30 / 未払保険料 30
このとき、どっちが左だっけ~?と悩みますが、呪文メモを見てください。
シミ。これは、支払いのシと、未払いのミです。つまり、支払保険料が左です。
前払いの場合をやってみます。
お金を借りて、借りた日に、利息を一年分、先に払いました。当期のぶんは、30円なので、90円は、「前払い」です。
仕訳。保険料と前払いとどっちが左?はい、メモは、「マシ」。前払いのマが左です。
ちょっと急いで説明してますが、見越し繰延を悩んでる人にはすごいお助けメモだと思いません?
シミ → 支払なんとか / 未払費用
マシ → 前払費用 / 支払なんとか
そして、受取系も、こんな感じで、メモできますが、語呂がイマイチ、いい意味にならないです。でも、シミマシがさっとメモできたら、受取系は、その逆にすればいいのです。
シを、ウにして、位置は逆にします。ミとマは、受取系なので、未収と前受ですが、ミとマの文字は一緒ね。
ミウ
ウマ
ミウが意味不明だけど、逆さ海の馬(苦しいですねえ。よけいわからなくなりますな)とか。
見越し繰延はこの4パターンの仕訳を覚えたら、位置の確認は完璧ですね。