ソルボンヌK子のブログ

ハングル文字、簿記・税理士受験関係など

マンガの感想(モーニング)

 バイト先で週刊モーニングを読んできました。


「リバーベッド」転校先の中学(だよね?)で不良に目をつけられ、金を貢がされている主人公少年。その不良は、単独ではなく、けっこうな組織らしい。


 こういう、お金の絡んだ話、好きだなあ。リアルだ。しかも、最近、強盗殺人グループと重なって、展開が気になる。


 主役少年を脅している不良ボスは、ちょっとカッコいいが、更にその上にボスがいる。つまり、不良ボスはベルクカッツェみたいな位置か。ちょっとファンになりそう。でも、この漫画家、絵が安定していない(そこも私の好みだが)。横顔が別人に見えたりする。主役たち少年の描きわけがへたなので、ストーリーがおもしろくてもすんなり読めない。こういうの、編集がうまくおだてたらすぐ上手になるんだけどね。


 で、不良ボスはちょっとやりすぎた。脅してた少年たちを二人殺してしまった。自分の恐ろしさを見せつけるつもりだったのだろうが、主役少年はその手から逃げた。不良ボスは、彼らをつかまえなければ、本物のボスに消される恐怖に襲われる。あ~あ、小悪党の末路は哀しいわねえ。自業自得だけど。


 しかし、昔なら、任侠ドラマか。マンガならもう少し設定に凝って欲しいが。悪党の組織がもう少し賢くあってほしい。


「ジドリの女」これは、田舎の子が精神病んで犯罪を犯すという、なかなかいい話。やっぱ人間の生きるパワーは怒りとか恨みとかよねー。でも実際にやっちゃうのはバカだけど。主役の女が、犯人の動機に少し共感してくれたらいいキャラになると思うけど。


「平和の国の島崎へ」目立ちたくないという島崎なんだから、着ぐるみバイトで、宙返りなんかしちゃだめでしょうが。ヘアカットは刃物に怯えてたけど、刃物を扱う人の腕が、自分を殺せるレベルじゃないとわかるんだから、ここは普通にカットしてもらってもいいのでは?まあ、読者サービスとしてはいいのかもですが。島崎が戦争に行くまであと何日っていうのがだんだんリアルになってきません?日本もいつ何時っていうリアル。年末ごろ?どきどき。


 この漫画、どうか最後までデジタルに移行しませんように。私には追いかけられない。アナログ読者をもっと大事にしてくださいね。

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