ソルボンヌK子のブログ

ハングル文字、簿記・税理士受験関係など

ラフのその後のどんでん返し的な展開

 ラフを描いてた仕事は、なんとかゴールに行けそうに思えてきた。が!


 このラフを、下絵にしてもらえますか?と言ってきた。


 実は、送ったラフは、私的にはすでに下絵なのであるが。まあ仕方ない。世の中の人は、下絵というものは、完成に匹敵するデッサンなのだと思っているのだろう。


 だからもう下絵を念入りに手を入れるのはやめ、ペン入れした。2つのタッチで、比べさせ、どっちかを選ばせる作戦だ。


 そしたら。「では、これを、本人に見てもらって決めます」と言ってきた。


 本人というのは、描いたその人物である。芸能人というか、スポーツ選手というか、ワイドショー的にはちょっとマイナーな人だけど、ファンはたくさんいる。だから、仕事になるんだけど、私程度の仕事なんだけど。


 でもねえ、担当編集が言うには、似せなくていいですと。


 本人は、本人以外の感想とまったく違う感想なのよ。わかってんの?


 ここまできて、本人がダメって言ったらどーすんの?そもそも、似せなくていいって言ったのは担当だよ。そのカバーできんの?


 私はもっと、違うふうに描きたかったんだけど。それは没にされた。まあ、私のタッチがひとつじゃないからいいんだけど。そのラフは本人には見せてないのよね。


 明日返事くるかなあ。どうなるかなあ。ホント、嫌な仕事だこと。結果的には4千円だからねえ。


 昔、東スポで、突然電話が来て、こんなカットを今すぐ描けますかという人を探してる電話で、描けるというと、ラフをファックスで送って、たぶん何も考えずにゴーサインが出て、30分後にバイク便が来た。まだデータ送信が出来なかった時代だ。3千円でした。


 まあ、そういう仕事は不定期で、当てにはならず、メインにはならないけど。でも、他の人にはできないことが出来たという満足感は得られた。


 だからさー、ここまでひっぱって、なんで途中経過を知らない本人に投げるの?本人はねー、アレが好きだっていう人なのよ。アレというのは、私とはまったく違うタッチの作家です。それを知ってて依頼してきた編集なのに、またケチつくのかよ。


 本人が見るっていうなら、別バージョンで描いたのを見せたいなー。もっともそれは、HPでは見せられないハードタイプですが。いや、私のタッチだから、ハードつっても、BLレベルだけど。


 明日もまだストレスは続く。

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