物的控除は「かひからコ」
今週は、理論の整理をある程度終わらせたい。今日は所得控除。
所得控除は物と人に分けて覚える。物は7つ、人は8つある。
物的控除ヒトコト
共通する言い方は、
「居住者が〇〇を支払った場合、その居住者のその年分の課税標準から控除する。」
(雑損控除は微妙に違ってるけど)
(その居、その年、かひからコ、と覚えましょ)
1.雑損控除
居住者とその家族(ヒトコトだとこうなるのよ)の資産が損したら(災害、盗難、横領)、その損は、その居、その年、かひからコ。
(保険もらったら引いてよね。あと、足切りがあります。課税標準の10%まではダメっす)
課税標準を、一般人(税理士の客)に説明するの、難しいよね。その人の申告書で説明するのがいいけど、そういう書類に拒絶反応があるから頼んでるわけだし。など試験では書くだけ無駄な突っ込みでした。
でも、雑損控除は全員バッチリ書けると思われるので、ベタ暗記だね。
2.医療費控除
医療費控除って、年間10万円超えないとダメだって思ってる人が多いと思うけど、課税標準の5%が10万以下だったら、例えば9万円だったら、医療費9万5千円の、5千円が控除できるよ。
あと、特例で、指定の薬買ったら、12000円超えて、88000円までが控除できるよ。
これを試験用の一言にすると。
居住者が、医療費(家族のぶんも)を支払った場合、課税標準の5%と10万円の少ない方を超える部分を、その居、その年、かひからコ。
特例:特定の医薬品を支払った場合、12000円をこえて88000円までを、その居、その年、かひからコ。
なんかたくさん書いてるけど、ヒトコトの部分は少ないでしょ。
他の物的控除も、共通の言い方を使って……
3.社会保険料控除
自分と、家族のぶんも自分の控除にできる。
4.生命保険料控除
年間12万までね。
5.地震保険料控除
年間5万円までね。
6.寄付金控除
2千円超えて、課税標準の40%までね。
7.小規模企業共済等掛金控除
これは全額控除できる。この内容が3つあって、それを覚えなきゃいけないんだけど。
でも、問題では、ひっかけみたいなものは出たことないし、たぶんわかるでしょう。
人的控除も今日できるかなと思ったが、こっちはなかなか手ごわい。続く。