棚卸減耗って妖怪みたい
きのう何書いた?
毎日書いてると、記憶の混濁が起こってくるね。メモをつけましょうね。
簿記の仕訳も、混濁となり、わやわやになります。どうせ私はバカだからと思わないでくださいね。バカでも合格するから。
今日は、商品の全体像など。
1.期首に商品が10円分ありました。
2.当期、商品を100円仕入れてきました。
3.商品を70円分売りました。
問題です。期末に商品はいくら残っているでしょう?わかりますね。40円です。
しかし。簿記は、この順番ではないのです。
簿記の順番は、
1と2は同じです。繰越が10円、買ったのが100円。
3.期末に倉庫で棚卸をして、商品が40円残っていることがわかりました。
問題です。当期、売れた商品の原価はいくらでしょうか?
これも、すぐわかりますね。70円です。
だけど、実際は、棚卸すると、商品は、30円分しか残ってないことが多いのです。
じゃあ、商品は、80円売れたのかというと、商品を出荷したときに原価でチェックしている帳簿では、70円売ったことになっています。
10円の商品はどこに行ったのでしょう。これくらいの差は、よくあることです。
傷がついたから捨てたとか、だれかが盗んだとか、見本で使ったとか。わかってたら、ちゃんと「廃棄損」とか「見本品」とかインプットするけど、盗まれたとかはわかんないよね。
それを追求すると大変だから、10円ぐらいの誤差は仕方ないとして、処理します。
それが、「棚卸減耗損」です。なんか、ものものしい漢字で、うんざり。
簿記は、数字だけじゃなくて、漢字の勉強にもなるね!
しかし、なんだかおもしろくない書き方だね。ちょっと別の書き方とか考えてみます。
目標は、簿記試験に受かる本を出したいのです。どうせなら。これまでの本と違ったものを。