損益計算書と貸借対照表
会社の決算書のメインは、貸借対照表と、損益計算書です。
たいしゃくたいしょうひょう。なにこれ?ですよね~。こんなこと言ってるから簿記むずーってなるんだってば。
英語だと、バランスシート。超ウルトラ簡単ぽくない?左と右の合計が同じで、バランスとれてる紙って意味。
なんで日本では、貸方借方ってなったの?
もはやだれもそれを新しくしようとしません。覚えるしかないのです。
でも、覚えたら、会社で、一目置かれる存在になれるかも。
では、今日はその説明です。
会計ソフトは、日々の取引の入力をします。いろんなものがランダムに入力されます。
決算で、その中から、損益の、損(経費)と、益(売上収入関係)をピックアップして、損と益の表を作ります。これが損益計算書。
損益計算書では、左に、経費が来て、右に収入が来ます。
この会社は、商品50万仕入れたうち、40万円を、80万円で売ったとします。
左に商品(売れた分の40万)、右に売上が80万。
左右同じじゃないですね。右が40万多いです。これ、利益ですね。
利益は、差額として、左に出ます。
損益計算書で、利益が出ました。
税金はちょっと置いといて。
貸借対照表は、現金とか、会社が持ってるものを表示します。
現金は、200万あったのが、50万で商品を買い、そして80万の売上があったので、230万円になりました。
商品は、50万のうち、40万が売れたので、在庫は10万円です。
貸借対照表の左は、現金230万、商品10万で、合計240万が、次期繰り越しです。
では、右は?借入金100万はまだ返してないので、100万あります。資本金は100万あります。あるけど、存在じゃなくて、ね。存在は、左の現金だったんだけど、現金はいろいろ化けてるんです。
で、右は、200万。左右が合ってないですね。
しかし、損益計算書で、利益が40万でましたね。
その利益は、現金が増えた利益なんですが、これを、資本金の下に持ってくるんです。
すると、なんと、左右の合計は、それぞれ240万になって、見事、合いました!
なんか、文章だけでは、わかりづらいですか?
まとめると。
会計ソフトに入力してたけど、決算で、その中から、損と益を抜いて、損益計算書を作ります。すると、差額で、利益が出ます。(損はちょっと置いといて)
その利益を、会計ソフトの資本金の下に持ってくると、貸借対照表の左右が一致して、次期に繰り越す表になります。
会計ソフトには、いつも、左右同じ金額で入力するけど、損と益と、それ以外が混ざって入力されます。
だから、損益を抜くと、バランスが崩れるのです。でも、利益が戻ってくると、バランスは無事、イコールになります。
左と右があるって、なかなか優れものなんです。
あ、会計ソフトに入力されるものは、貸借対照表のものか、損益計算書のものか、どっちかです。
今日は、損益計算書の作り方をイメージできたら、オッケーってことで。
これがわかったら、あとは、科目を覚えればいいのです。たくさんのものがあるけど、全部、お金ですから。覚えられますから。