ソルまん46:がんばれ編集くん7
画像が斜めに入るのを、まっすぐするのが、やっとわかった。偶然そのツールが見えたのだった。
ネームに詰まった漫画家は、編集だけが頼りである。もはや、恋と錯覚するぐらい、依存してしまう。これは、案外あちこちで見られる現象だが、問題は、一方通行なのね。
コーチとか、先生とか、デキちゃうのも、その場の環境のせいだと、その時は気づかないものなのよ。赤い糸なんて場面場面であるものなのよ。
って言ったら、少女マンガのストーリーが崩壊しますね。
ネームに詰まったら、この「運命」をどう盛り上げるかを考えましょう。きっかけはいくらでもあるし。
しかし、平成の20年ごろだったか、某大学で教えたとき、平成生まれの子が考えたエピソードに、彼が、溺れてる犬を助けたのでキュンとなったというのを見たときは、昭和40年かと思ったぞ。母の持ってる貸本漫画でも見たのか。もちろんそれを没にはせず、褒めましたとも。でも、大学では、ほとんどの子は本気じゃないから、完成までする子は2~3人しかいなかったね。そのエピソードも似たようなものだったなあ。
いやいや、最初はなんだっていいの。それをどう応募ページ数にまとめて、描き上げるかが重要なのです。編集がそれ見て「今時これ?」とか言ったら、他の会社に行きましょうね。